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支える研究 積分球データベース硫酸バリウム積分球

硫酸バリウムは、可視から近赤外に至るまで反射率が高く、広く用いられている素材です。但し、親水性のため、1.4μmや1.9μmなど、水蒸気吸収帯では分光放射輝度が下がります。

JAXAセンサ研究グループで所有している硫酸バリウム積分球は、2001年に運用を開始し、これまでに、様々な月・惑星探査機に搭載された光学センサや、地球観測衛星データの検証に用いる地上用光学センサの評価に用いられています。

硫酸バリウム積分球

分光放射輝度校正値

7段階の輝度レベル(ランプセット)について、国家標準である産業技術総合研究所所有の黒体炉にトレーサブルな黒体炉を使い、定期的に分光放射輝度を校正しています。

360-2300nmの範囲を、10nm間隔で校正しています。

縦軸拡大

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輝度むら

開口面からは一様な拡散光を射出しますが、若干のむらがあります。開口面と平行に単色輝度計を動かし、2cm間隔で測定して、開口面の中心における測定値との差を評価しています。

600Wランプ5個運用時の670nmの例
150Wランプ4個運用時の670nmの例

以下のデータをダウンロードできます

600Wランプ5個運用時
150Wランプ4個運用時

角度むら

開口面の中心に対し、左右上下方向に最大7° の角度から単色輝度計で測定して、角度0° における測定値との差を評価しています。Leftは左から右向きに、Rightは右から左向きに、Downは下から上向きに、Upは上から下向きに、それぞれ開口面中心を測定したものです。

600Wランプ5個運用時の670nmの例
150Wランプ4個運用時の670nmの例

以下のデータをダウンロードできます

600Wランプ5個運用時
150Wランプ4個運用時