研究紹介

PTFE積分球

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)は、可視から近赤外に至るまで反射率が高く、疎水性のため、水蒸気吸収帯でも分光放射輝度の低下がわずかです。但し、2μm付近は反射率が局所的に低いです。

JAXAセンサ研究グループで所有しているPTFE積分球は、2011年に運用を開始し、これまでに、はやぶさ2に搭載された光学センサや、地球観測衛星データの検証に用いる地上用光学センサの評価に用いられています。

PTFE積分球

分光放射輝度校正値

5段階の輝度レベル(ランプセット)について、国家標準である産業技術総合研究所所有の黒体炉にトレーサブルな黒体炉を使い、定期的に分光放射輝度を校正しています。

360-2300nmのうち、輝度レベルによって評価範囲は異なりますが、10nm間隔で校正しています。

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輝度むら

開口面からは一様な拡散光を射出しますが、若干のむらがあります。開口面と平行に単色輝度計を動かし、1cm間隔で測定して、開口面の中心における測定値との差を評価しています。

50Wランプ4個運用時の670nmの例
以下のデータをダウンロードできます

50Wランプ4個運用時:
380nm 412nm 443nm 490nm 565nm 670nm 763nm 865nm 1050nm 1240nm 1380nm 1640nm 2000nm 2210nm

角度むら

開口面の中心に対し、左右上下方向に最大5° の角度から単色輝度計で測定して、角度0° における測定値との差を評価しています。Leftは左から右向きに、Rightは右から左向きに、Downは下から上向きに、Upは上から下向きに、それぞれ開口面中心を測定したものです。

50Wランプ4個運用時の670nmの例
以下のデータをダウンロードできます

50Wランプ4個運用時:
380nm 443nm 565nm 670nm 865nm 1050nm 1640nm 2210nm

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