研究の意義価値
これからの人工衛星では、超低高度や静止軌道を利用した光学観測、長寿命を活かした二次利用など新たな利用形態が検討されています。また、宇宙の主たる活動領域は地球周回から月へと大きく広がりつつあります。
このような斬新で自在な宇宙ミッションを構想し、開発へとつなげていくためには、活動領域の環境を正確に予測することが重要です。さらに、必須となる基盤技術と共通的に使われる機器については、それら環境への耐性をもち、かつ広い運用条件にも対応できるよう高いレベルに到達しておくことが必要です。
研究の目標
本研究では以下の目標を掲げ、8件のサブテーマを設定して取り組みます。
- 1.
- 衛星軌道環境において従来比2倍以上にシステム/運用の制約条件を緩和、または衛星の軌道開拓/自在な軌道上サービスの実現に寄与する技術の構築
- 2.
- 月面環境において従来比10倍以上に活動範囲を拡大、または活動時間を大幅に拡大する技術の構築
サブテーマ
- ① 過酷条件・要求へ対応する機構潤滑技術
- ② 耐宇宙環境用機構潤滑・材料技術
- ③ 宇宙活動自在化に向けた機構潤滑技術
- ④ 積層造形を中核とした製造システムの効率化
- ⑤ 冷凍機システムの利用拡大
- ⑥ 高安定宇宙機構造の機能強化と小型軽量化技術
- ⑦ 宇宙用材料技術
- ⑧ 宇宙機設計・運用のための宇宙環境影響モデルの研究

