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宇宙 あっちとこっち(第18回放送)

「光学センサ」と「マイクロ波センサ」

地球観測衛星に搭載される観測用センサ、人工衛星の「目」である、「光学センサ」と「マイクロ波センサ」を比較します。

あっち 「光学センサ」
光学センサは、太陽光が地上の物体に当たって、反射した光を捉える、受動型のセンサです。陸域観測技術衛星「だいち」のAVNIR2(アブニール2)をはじめ、多くの人工衛星が光学センサを搭載しています。 可視光線から近赤外線の波長を使う光学センサは、分解能が高く、人間の目で見るようなカラーの画像が得られます。光の強度を分析することで、植物の分布、河川や湖沼、市街地などの地表の状態を調べることができます。 欠点は、太陽の光がない夜の観測ができないことや、雲があると、その下の地表を調べられないことです。
こっち 「マイクロ波センサ」
マイクロ波センサは、可視光線や赤外線よりも波長の長い、マイクロ波を捉えることで、地表や海上の様々な情報を取得します。センサーからマイクロ波を出し、地表に当たって反射してきたマイクロ波を捉える「能動型」と 地表から自然に出ているマイクロ波を観測する「受動型」があります。陸域観測技術衛星「だいち2号」の合成開口レーダーPALSAR2(パルサー2)は代表的なマイクロ波センサです。 波長の長い電波を使うので、光学センサより分解能が低く、色を判別することはできませんが、光学センサではできなかった夜の観測ができます。また、マイクロ波は雲を透過するので雲に覆われた地表も調べることができます。 光学センサとマイクロ波センサはお互いの短所を補い合うことができるのです。

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