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次世代GPS受信機

特長

次世代GPS受信機
  • 3アンテナ、88チャンネル構成で、衛星の大きな姿勢変更にも対応可能。
  • ダイレクトサンプル方式の採用、ソフトウェアの高精度化等で、高精度な測位(1.6m 3drms)を実現。
  • CMOS ASICで構成したRFフロントエンド、大型のMCM(マルチチップモジュール)の採用で、海外製受信機と比較しても小型・軽量・低消費電力を実現。

主な用途

精密な軌道決定・制御を必要とする人工衛星・宇宙機の測位

主要諸元

仕様項目 仕様値
構成 GPSP (受信機本体)
GPSL (LNA)
GPSA (アンテナ)
アンテナ数 最大3アンテナ
外形寸法 GPSP:96×218×155 (nom)
GPSL:74×158.5×45.5 (nom)
GPSA:φ130×84 (nom)
質量 GPSP:1.95kg以下
GPSL:0.54kg/台以下
GPSA:0.46kg/台以下
消費電力
(GPSL3台/GPSA3台)
GPSR (オフモード時以外):20.7W以下
GPSR (オフモード時):0.5W以下
実装チャネル数 L1C/A:最大36ch
L2C(C/A):最大36ch
L2P(Y):最大16ch
受信信号 L1C/A、L2P(Y)、L2C(C/A)
受信レベル L1C/A:-133.9dBm~-112.0dBm
L2P(Y):-138.7dBm~114.0dBm
L2C(C/A):-135.2dBm~-111.0dBm
計測制度 L1C/A シュードレンジ 0.4m以下
L2P(Y) シュードレンジ 1.1m以下
L2C(C/A) シュードレンジ 0.5m以下
L1C/A デルタレンジ 1.0mm以下
L1C/A 搬送波位相 0.7mm以下
L2P(Y) 搬送波位相 1.9mm以下
L2C(C/A) 搬送波位相 1.3mm以下
アンテナ
覆域
L1周波数 最低利得 -4dBi以上
(アンテナ視野中心から80°以内において)
最大利得 +8dBi以下
(アンテナ視野中心から80°以内において)
L2周波数 最低利得 -5dBi以上
(アンテナ視野中心から75°以内において)
最大利得 +8dBi以下
(アンテナ視野中心から75°以内において)
1周波航法観測量
直接利用航法
位置rss 2.3m以下
速度rss 0.0078m/s以下
時刻 ±10ns以内
2周波航法観測量
直接利用航法
位置rss 1.9m以下
速度rss 0.0024m/s以下
時刻 ±10ns以内
1周波航法観測量
バイアス推定航法
位置rss 2.1m以下
速度rss 0.0059m/s以下
時刻 ±10ns以内
2周波航法観測量
バイアス推定航法
位置rss 1.6m以下
速度rss 0.0082m/s以下
時刻 ±10ns以内

*航法精度は3Drmsにて評価

その他技術情報

外形寸法図 別紙1-1_次世代GPS受信機(GPSA)(PDF形式 149KB)別紙1-2_次世代GPS受信機(GPSL)(PDF形式 313KB)別紙1-3_次世代GPS受信機(GPSP)(PDF形式 321KB)
耐環境条件 別紙2(PDF形式 115KB)
搭載宇宙機(例)及び打上げ日付 次期X線国際天文衛星(ASTRO-H)に搭載、FY27打ち上げ予定。
JAXA開発担当部署 研究開発部門 第一研究ユニット
登録番号 GHA003
登録日(情報更新日) 2014/6/20 (2014/10/3)
特許番号(公開番号) N/A
参考文献 N/A
備考 N/A

製造業者

NECスペーステクノロジー株式会社
東京都府中市日新町一丁目10番地
https://www.necspace.co.jp/

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