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宇宙機に求められる過酷な熱環境に対する高い信頼性と多様かつ高度な熱制御要求に対応するとともに次期・将来ミッションを実現するため熱制御技術の研究を進めています。また各開発フェーズのプロジェクトからの要請に応じ、技術協力も実施しています。

 

目標


次期X線天文衛星ASTRO-H
将来宇宙機における多様かつ柔軟な熱制御システムの実現及び各開発フェーズのプロジェクトからの要請に応じた技術協力を推進し、宇宙ミッションの高度化、自在性に貢献します。
  1. 能動熱制御機器および機械式冷凍機の研究
    小型高機能ループヒートパイプや平板型ヒートパイプ、能動型ヒートスイッチなどの次世代熱制御機器や、世界最高の冷却効率を有する極低温機械式冷凍機、多層断熱材の高性能化などの技術基盤を構築します。

  2. 熱制御系開発に関するプロジェクト協力
    宇宙機熱制御系の設計検証や妥当性評価を行い、次期X線天文衛星ASTR0-H(2015年度打上げ予定)などの現在開発中のプロジェクトの確実な推進とミッション達成に協力します。また、次世代赤外線天文衛星SPICA(2020年代半ば打上げ検討中)などの次期・将来ミッションの概念検討においては、熱解析や評価試験によって温度制御要求の実現性や妥当性を評価し、独創的かつ競争力のあるJAXAミッションの創出に貢献します。
 

具体的な研究

高断熱システムの研究開発


新様式MLIの一例
(層間非接触型スペーサMLI)
次世代天文衛星や月探査ローバなど、極限まで熱通過量を低減する必要があるようなミッション要求に応えるため、高性能な新様式の多層断熱材(MLI)の開発・評価や、民生品メーカとの連携により宇宙機実装性を改善する技術の検討などを行っています。

ヒートスイッチの研究開発


ヒートスイッチは、月面の昼夜など変化の激しい熱環境下において、熱伝導度を切り替える熱のスイッチです。オン時の熱伝導度やオン/オフ比などの性能は世界最高レベルを達成しており、さらなる高性能化・小型化を目指した研究を行っています。
 

研究テーマ一覧