研究紹介

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  3. 地球接近小惑星の発見

地球接近小惑星を2個相次いで発見しました

JAXAは、日本時間3月12日と3月18日に相次いで地球接近小惑星を発見することに成功しました。これらの小惑星は、現在地球から遠ざかっています。

JAXAでは、オーストラリアのサイディング・スプリング観測所に口径25cmの望遠鏡を設置して、そこで自動観測したデータを調布航空宇宙センターに伝送し、小型移動天体を検出できるJAXA開発の高性能画像処理技術により、解析しています。
日本時間3月12日と3月18日に観測したデータから、新しい小惑星であることが分かりました。その後、いくつかの天文台で追跡観測が行われ、国際天文学連合、小惑星センター(MPC)によりそれぞれ、「2018 EZ2」と「2018 FH1」の仮符号が与えられました。これらは同観測所が1月末に公式天文台コードを取得して以来、最初と2番目の発見となります。

なお、今後も継続して発見が予想されますので、JAXAによる地球接近小惑星発見リスト をアップデートしていく予定です。

2018 EZ2

3月12日(日本時間)に発見した小惑星は、日本スペースガード協会、石垣島天文台等で順調に追観測が行われ、「2018 EZ2」の仮符号が付与されました。
この小惑星は、発見当初の軌道決定によると、日本時間3月14日11時24分頃に地球から約21万キロ(月の軌道の約半分)まで接近し、その推定される直径は約20m(2013年にロシアに落下したチェリャビンスク隕石とほぼ同じ大きさ)でした。
その後、宇宙科学研究所と 日本スペースガード協会 において詳細に観測が行われ、高速で自転していることも分かりました。
第一発見者JAXAサイディング・スプリング観測所とその後の追観測情報が、発見された小惑星を全て管理する、国際天文学連合 小惑星センター(MPC)に掲載されています。

観測時間中13分間の「2018 EZ2」の動き
観測時間中13分間の「2018 EZ2」の動き

宇宙科学研究所「地球接近小惑星2018 EZ2に高速自転を検出」
軌道図はこちら

2018 FH1

3月18日21時36分(日本時間)に発見した小惑星は、世界各地で追跡され、仮符号「2018 FH1」として登録されました。
この小惑星は、発見前の日本時間3月115日19時頃に、地球に約132万キロまで接近し、その推定される直径は約20mでした。
「2018 EZ2」と同様に「2018 FH1」も、国際天文学連合 小惑星センター(MPC)に掲載されています。

軌道図はこちら

軌道図

「2018 EZ2」の軌道
「2018 EZ2」の軌道

「2018 FH1」の軌道
「2018 FH1」の軌道

2つのNEOの軌道
2つの小惑星の軌道